オシリス・レックスが持ち帰ったサンプルの総重量は121.6グラム NASAが発表

ベンヌの物質が入った8つのサンプルトレイ。Image Credit: NASA/Erika Blumenfeld & Joseph Aebersold
ベンヌの物質が入った8つのサンプルトレイ。Image Credit: NASA/Erika Blumenfeld & Joseph Aebersold

NASA(アメリカ航空宇宙局)の探査機オシリス(オサイリス)・レックスが、小惑星ベンヌ(ベヌー)から持ち帰ったサンプル(試料)の総重量が121.6グラムだったと、2024年2月15日にNASAが発表しました。ミッションの目標としていた60グラムの2倍以上の量が採取されたことになります。

オシリス・レックスは2023年9月24日、サンプルが入ったカプセルを地球に届けました。その後、NASAのキュレーションチームが、カプセル内のサンプラーヘッドからサンプルを取り出す作業を実施。10月までに70.3グラムのサンプルを取り出していました。

しかしサンプラーヘッドの留め具の一部を取り外すことができず、作業を一時中断。開封作業は汚染を避けるため特別製のグローブボックス内で行われましたが、ボックス内で使用可能なツールを新たに製作して作業を再開しました。2024年1月10日に、残っていた2つの留め具の取り外しに成功しました。

サンプラーヘッド内からは51.2グラムのサンプルが収集され、10月に取り出していた分とあわせて、合計121.6グラムが収集されました。このサンプルのうち、将来世代も含めた世界中の科学者向けに、少なくとも70%がNASAジョンソン宇宙センターに保管される予定になっています。

(参考記事)
オシリス・レックス、サンプル採取量の目標達成。ただし留め具が外せず多くはまだ取り出せず。
オシリス・レックスのカプセルから残りのサンプル回収へ。開かないフタを開ける新ツールを製造
小惑星ベンヌのサンプル入り容器の開封に成功

(参照)NASA blog - OSIRIS-REx Mission