この画像は、ハッブル宇宙望遠鏡が散開星団NGC 6530の一部をとらえたものです。NGC 6530は、いて座の方向、約4350光年の距離にあります。ガスと塵の巨大な雲である干潟星雲(M8)の中にある星団です。この画像で干潟星雲は、カラフルな雲として画面いっぱいに広がっています。
ハッブル宇宙望遠鏡によるNGC 6530の観測は、「プロプリッド(proplyd)」と呼ばれる原始惑星系円盤を発見するために行われました。プロプリッドは、恒星からの紫外線によってガスが加熱され流出する光蒸発を起こしている原始惑星系円盤です。
画像は2022年12月12日にハッブル宇宙望遠鏡の「今週の1枚(Picture of the Week)」として公開されました。
Image Credit: ESA/Hubble & NASA, ESO, O. De Marco、Acknowledgement: M. H. Özsaraç
(参照)ESA/Hubble