ハッブルがとらえた、1本の腕が目立つ渦巻銀河NGC 7678

ハッブル宇宙望遠鏡がとらえた渦巻銀河NGC 7678。ペガスス座の方向、約1億6400万光年の距離にあります。直径およそ11万5000光年で、天の川銀河と似たような大きさの明るい銀河です。ドイツ出身のイギリスの天文学者ウィリアム・ハーシェルによって1784年に発見されました。

NGC 7678は、1966年にアメリカの天文学者ホールトン・アープが作成したカタログ「アープ・アトラス(The Atlas of Peculiar Galaxies)」にも掲載されています。このアトラスには、特異な特徴を持つ銀河が338個掲載されています。NGC 7678はアープ・アトラスでは「Arp 28」と呼ばれており、他の6つの銀河とともに「1本の太い腕を持つ渦巻銀河」として分類されています。冒頭の画像でも、渦状腕の1本が明るく目立っているのが分かります。

画像は2021年3月22日にリリースされた、ハッブル宇宙望遠鏡の「今週の1枚(Picture of the Week)」です。

Image Credit: ESA/Hubble & NASA, A. Riess et al.

(参照)ESA/Hubble