
この画像はハッブル宇宙望遠鏡が小マゼラン銀河の一角をとらえたものです。小マゼラン銀河は天の川銀河の伴銀河(衛星銀河)の一つで、きょしちょう座の方向、約21万光年の距離にあります。
画像はハッブル望遠鏡のWFC3(広視野カメラ3)を使い、紫外線と可視光の4波長で撮影した画像を合成したものです。
画像に映っているのは、小マゼラン銀河内の若い大質量星の星団NGC 346の中心付近のごく狭い領域です。オレンジ色に見える小さな星々は遠方にあり、青色やオレンジ色で放射状に光のすじが伸びる星は地球に比較的近い星々です。画像の広い範囲にガスが靄のようにうっすらと見えています。
画像は、ハッブル望遠鏡の「今週の1枚(Picture of the Week)」として2025年3月17日に公開されました。
(参考)
小マゼラン銀河にある大質量星の星団NGC 346と星雲N66 ハッブル望遠鏡が撮影
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Image Credit: ESA/Hubble & NASA, C. Murray
(参照)ESA/Hubble