高解像度でとらえた火星のダストデビル(塵旋風) | アストロピクス

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高解像度でとらえた火星のダストデビル(塵旋風)

火星の北半球にあるアマゾニス平原で発生した「ダストデビル(塵旋風)」を、NASA(アメリカ航空宇宙局)の火星探査機マーズ・リコネッサンス・オービターが撮影した画像です。このとき発生した塵旋風の幅は70m程度、高さは20kmにも及んでいました。

塵旋風は地球でも発生する気象現象です。晴れた日に太陽光によって地面が温まることで上昇気流が発生することで生じます。

この画像は、2012年3月14日に撮影されました。撮影時、火星の北半球は夏至の2週間前の晩春で、北半球の中緯度地方では、地表面が太陽によって最も温められる時期でした。

Image Credit: NASA/JPL-Caltech/UA

(参照)JPL