キュリオシティが「ベラ・ルービン・リッジ」からとらえたパノラマ | アストロピクス

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キュリオシティが「ベラ・ルービン・リッジ」からとらえたパノラマ

この画像は、NASA(アメリカ航空宇宙局)の火星探査車キュリオシティがとらえた火星表面のパノラマです。「ベラ・ルービン・リッジ(Vera Rubin Ridge)」と名付けられた長く伸びる高台から撮影されました。2017年10月25日(1856火星日)に、キュリオシティのマストカメラ(左)の広角レンズで撮影された16枚の画像が合成されています。

キュリオシティが着陸したゲール・クレーターの中央には、高さ5kmのアイオリス山(シャープ山)という山があり、キュリオシティは現在もアイオリス山を登っています。ベラ・ルービン・リッジは、アイオリス山の北西側の裾野にあります。

キュリオシティが2012年8月に火星へ着陸して以来、画像の撮影時点で約5年間が経過していました。画像はキュリオシティがこれまで進んできた方向を振り返って撮影されたものです。

パノラマ画像の前景にはアイオリス山の裾野が、中距離にはゲール・クレーターの床面が、そして地平線の部分にはクレーターの縁が見えています。画像中央付近には、クレーターの縁のさらに向こう側、キュリオシティから約85kmも離れた山の頂上付近が見えています。

Image Credit: NASA/JPL-Caltech/MSSS

(参照)Planetary Photojournal