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2022年7月12日に初のフルカラー画像を公開したジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡ですが、こちらはウェッブ望遠鏡が試運転段階でテスト撮影した木星の画像です。
ウェッブ望遠鏡の近赤外線カメラ(NIRCam)の2.12μmフィルタを使って撮影されたもので、木星と衛星エウロパ(左側)が映っています。木星には赤道に平行して走る帯や、南半球の巨大な渦である大赤斑も映し出されています。また大赤斑の左にはエウロパの影が落ちているのも映っています。
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こちらはNIRCamの3.23μmフィルタを使って撮影した画像です。木星は白飛びしていますが、その左右に木星のリングがうっすらと映っています。木星のリングは、土星と異なり非常に淡く暗いものです。
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左はNIRCamの2.12μmのフィルタ、右は3.23μmのフィルタを使って撮影した画像で、木星と衛星エウロパ、テーベ、メティスが見えています。
これらの画像は、木星や土星、火星など明るい太陽系天体の近くにある衛星やリングを、ウェッブ望遠鏡が観測できることを示しています。エウロパや、土星の衛星エンケラドスからは水蒸気などが噴き出しています。ウェッブ望遠鏡を使ってそのようなプルームを観測できるかどうか、これから調査する予定とのことです。
Image Credit: NASA, ESA, CSA, and B. Holler and J. Stansberry (STScI)