ジュノー探査機が2020年2月にとらえた木星の南半球

NASA(アメリカ航空宇宙局)の木星探査機ジュノーがとらえた木星の南半球のようすです。白やオレンジ、褐色の雲がうねっているのが映っています。これらの雲は、ほとんどがアンモニアと硫化水素からできています。表面のところどころに白班も見られます。

太陽系最大の惑星である木星の質量は、太陽以外の全ての天体を合計したより2倍以上もあります。恒星と似た組成をしており、木星ができたときに少なくとも80倍以上の質量があったなら、惑星ではなく赤色矮星という種類の恒星になっていたとだろうと推定されています。

ジュノー探査機は、53日間で木星を1周する軌道をまわっています。その軌道は、木星の北極と南極上空を通る「極軌道」と呼ばれる軌道で、木星に最も近づくときは雲頂から5000kmほど、遠ざかるときは800万kmほどになります。上の画像は、ジュノー探査機が25回目の最接近を行なった2020年2月17日に得られたものです。

ジュノー探査機は木星に最接近するたびに、搭載しているジュノーカムというカメラを使い木星表面を撮影しています。そのデータは一般に公開され、誰でも処理することが可能です。

この画像は“市民科学者”の一人、Kevin M. Gill氏がジュノーカムのデータをもとに作成したものです。元画像を撮影したとき、ジュノー探査機は木星の雲頂4万9500~10万400kmの距離にいました。

Image credit: Image data: NASA/JPL-Caltech/SwRI/MSSS
Image processing by Kevin M. Gill, © CC BY

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