火星に刻まれた浅い谷 | アストロピクス

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火星に刻まれた浅い谷

火星のティレーナ大陸(Tyrrhena Terra)にある谷を、NASA(アメリカ航空宇宙局)の火星探査機マーズ・リコネッサンス・オービターがとらえた画像です。画像左上から右下にかけて浅い谷が伸びています。

火星の中緯度から低緯度にかけて、浅く刻まれた不思議な谷が見られる場所がいくつかあります。これらの谷は、バレーネットワークと呼ばれる古く巨大な発達した谷地形とは、外見が大きく異なっています。これらの浅い谷の年代や起源についてより深く知ることができれば、それらが形成された環境などについて、より理解が進むことになる可能性があります。

マーズ・リコネッサンス・オービターに搭載された高解像度カメラHiRISEのウェブページでは、HiRISEで撮影した画像を毎日1枚ずつ、HiPOD(HiRISE Picture of the Day、HiRISEの今日の1枚)として紹介しています。この画像は2013年5月10日に撮影されたもので、2020年11月15日のHiPODとして紹介された画像です。

Image Credit: NASA/JPL/UArizona

(参照)HiRISE