NASA(アメリカ航空宇宙局)の火星探査機マーズ・リコネッサンス・オービター(MRO)がとらえた火星のクレーターです。
クレーターの内側の斜面には、中心に向かって落下する物質によって作られた筋模様が放射状に伸びています。リンク先のHiPOD(MROの高解像度カメラ)のページでは、このクレーターのことを「タンポポの綿毛の房」のようだと形容していますが、菊の花のようにも見えますね。
画像に映るクレーターの南方の領域を観測しようとしたときに、予定よりも観測範囲を北に広げたことで、この美しいクレーターが撮影されたとのことです。
Image Credit: NASA/JPL/University of Arizona