3つの銀河が合体中の相互作用銀河IC 2431

この画像はハッブル宇宙望遠鏡が撮影したもので、相互作用銀河IC 2431が映っています。IC 2431は、かに座の方向、6億8100万光年の距離にあります。IC 2431では、3つの銀河の合体が進行中で、重力の相互作用によって星形成や潮汐力による歪みなどが生じています。また中央付近は厚い塵に覆われているのが映っています。

この画像は、「Galaxy Zoo」という市民科学プロジェクトで発見された銀河を調査する、ハッブル宇宙望遠鏡の一連の観測から得られたものです。ハッブル宇宙望遠鏡に搭載された高性能なACS(掃天観測用高性能カメラ)によって、ボランティアが発見した珍しい銀河が詳しく調べられたのです。

Galaxy Zooはもともと、10万人以上のボランティアのクラウドソーシングにより、90万以上の銀河の形態を分類したプロジェクトです。このプロジェクトは、プロの天文学者だけであれば何年もかかるような作業をわずか175日で達成しました。プロジェクトの成功は、その後の同様な天文学の市民科学プロジェクトへと繋がっていきました。

画像は2022年2月14日に、ハッブル宇宙望遠鏡の「今週の1枚(Picture of the Week)」としてリリースされたものです。

Credit:
ESA/Hubble & NASA, W. Keel, Dark Energy Survey, DOE, FNAL, DECam, CTIO, NOIRLab/NSF/AURA, SDSS
Acknowledgement: J. Schmidt

(参照)ESA/Hubble