国際宇宙ステーションから見た「サハラの目」(2022年2月5日撮影) | アストロピクス

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国際宇宙ステーションから見た「サハラの目」(2022年2月5日撮影)

この写真はISS(国際宇宙ステーション)から撮影されたもので、アフリカ、モーリタニアにある「リシャット構造」が映っています。2022年2月5日に撮影されました。

リシャット構造は直径が40〜50kmほどもある同心円状の巨大な地形です。サハラ砂漠にあることから「サハラの目」や「アフリカの目」などとも呼ばれています。

こちらも1枚目の写真と同じ時刻に撮影されたもので、リシャット構造周辺のより広い範囲が映っています。

円形をしていることから、リシャット構造は隕石衝突によってできたクレーターのように見えるかもしれません。しかし実際には、隆起した後に水や風によって侵食されてできたと考えられています。

リシャット構造は、ISSから撮影される定番スポットの一つになっています。宇宙から撮影されたリシャット構造の写真は、これまでアストロピクスでも何度か紹介してきました。

Image courtesy of the Earth Science and Remote Sensing Unit, NASA Johnson Space Center

(参照)Gateway to Astronaut Photography of Earth(1)(2)