氷への隕石衝突で形成された、リング状の金型のような火星のクレーター

火星の南半球にあるコバルスカイ・クレーター内にあるクレーター群をとらえた画像です。NASA(アメリカ航空宇宙局)の火星探査機マーズ・リコネッサンス・オービターが撮影しました。

2枚目の画像に映っているようなクレーターは「リング・モールド・クレーター(Ring mold crater)」と呼ばれています。moldとは工業製品を作るための金型や、菓子を作るための型などのことです。

火星のリング・モールド・クレーターは、氷に衝突して形成されたと見られています。1枚目の画像に映るクレーター群の中には、リング・モールド・クレーターではない新鮮なクレーターもあります。これはリング・モールド・クレーターが形成されたあとで時を経て、表層付近の氷が消失したことを示唆しています。

マーズ・リコネッサンス・オービターに搭載された高解像度カメラHiRISEのウェブページでは、HiRISEで撮影した画像を毎日1枚ずつ、HiPOD(HiRISE Picture of the Day、HiRISEの今日の1枚)として紹介しています。この画像は2019年12月31日に撮影されたもので、2020年11月6日のHiPODとして紹介された画像です。

Image Credit: NASA/JPL/UArizona

(参照)HiRISE

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