パーサヴィアランスから火星の岩石のクローズアップ画像が到着

NASA(アメリカ航空宇宙局)の火星探査車パーサヴィアランスには、科学観測用のカメラが複数搭載されています。そのうちの1つSuperCamで撮影された、火星の岩石のクローズアップ画像が送られてきました。

Image Credit: NASA/JPL-Caltech/LANL/CNES/CNRS/ASU/MSSS

この画像は、SuperCamで撮影された火星の岩石のクローズアップで、2枚の画像がモザイク合成されています。2021年3月7日、16火星日目に、SuperCamのリモートマイクロイメージャー(RMI)で撮影されました。

ターゲットの岩石はローバーから3.325mの距離にあります。2枚の画像にはそれぞれ、直径6.2cmの範囲が映っています。なおこの岩石は「Yeehgo」と名付けられました。これは勤勉を意味するナバホ族(アメリカ先住民)の言葉「Yéigo」から来ています(ソフトウェアとの互換性を保つために綴りが変えられています)。

Image Credit: NASA/JPL-Caltech/LANL/CNES/CNRS/ASU/MSSS

この画像は同時に撮影されたNavCam、Mastcam-Zの画像とSuperCamの画像を組み合わせたものです。SuperCamは、NavCamやMastcam-Zとともにパーサヴィアランスのマストの上に取り付けられています。

Image Credit: NASA/JPL-Caltech/LANL/CNES/CNRS

こちらの画像は、同じくSuperCamで撮影された別の岩石です。この岩石は、ナバホ族の言葉で「火星」を意味する「Máaz」と名付けられています。3月2日、12火星日目にSuperCamのRMIで撮影されました。ターゲットの岩石はローバーから3.17mの距離にあり、直径6cmの範囲が映っています。SuperCamのデータを分析したところ、Máazは玄武岩質であることが分かりました。

なおSuperCamは、約7m以上の距離から1mm以下のところにピンポイントでレーザーパルスを照射し、カメラと分光器で岩石の組成などを調べることができる装置です。

(参照)Mars Exploration Program(1)(2)