火星探査車パーサヴィアランスの27kmの旅路をハザードカメラ画像でたどる

この動画は、NASA(アメリカ航空宇宙局)の火星探査車パーサヴィアランスが撮影した871枚の画像をつなげたものです。

パーサヴィアランスには、複数の種類のカメラが搭載されています。画像は、大きな岩や溝、砂丘などの危険を検出するためのハザードカメラ(HazCams)で撮影されたもの。ハザードカメラは前方に4台、後方に2台設置されていますが、前方左側のカメラで撮影された画像をもとに動画を作成しました。

パーサヴィアランスは2021年2月18日に火星へ着陸しました。動画の元になった画像は、2021年3月4日から2024年7月2日に撮影したものを使っています。その間、パーサヴィアランスは27km以上もの距離を走破してきました。

動画では、多くの岩が転がっていたり、砂が広がっていたり、さまざまな風景を見ることができます。また岩に穴を開けるシーンや、火星表面に置かれたサンプルチューブが映るシーン、探査車の車輪の跡など、パーサヴィアランスの活動の一端を垣間見ることもできます。

こちらは動画を構成する画像の1枚です。2024年6月28日に撮影されました。

Image Credit: NASA/JPL-Caltech
動画作成: Noriaki Okamoto