VLT(超大型望遠鏡)と満天の星空、そして緑の流星 | アストロピクス

VLT(超大型望遠鏡)と満天の星空、そして緑の流星

この画像は、南米チリにあるESO(ヨーロッパ南天天文台)パラナル天文台で撮影されたもので、4台のVLT(超大型望遠鏡)などの頭上に満天の星が輝き、画像の左端には流星が明るく光っています。右のドームはVLTサーベイ望遠鏡(VST)、左端の流星の下にはVLT補助望遠鏡が見えています。

流星は、宇宙を漂う塵や小天体の破片などが地球の大気に突入することで発生します。小さなものは大気圏で燃え尽きますが、燃え尽きずに地上まで到達すると隕石になります。画像に映る流星は緑がかっていますが、これは燃焼物質にマグネシウムが含まれている可能性があることを示唆しています。

画像はESOが2025年6月23日に、「今週の1枚(Picture of the Week)」として公開したものです。

(参考)「星夜」記事一覧

Image Credit: ESO/N. Schafer

(参照)ESO