大マゼラン銀河にある星団NGC 2203 | アストロピクス

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大マゼラン銀河にある星団NGC 2203

ハッブル宇宙望遠鏡がとらえたテーブルさん座の星団NGC 2203。NGC 2203は大マゼラン銀河にある星団で、この画像はこれまで観測されたNGC 2203の中で最も解像度の高いものです。

太陽のように水素の核融合反応によるエネルギーで安定して輝き続ける段階の星を「主系列星」といいます。恒星は主系列星として最も長い期間を過ごします。太陽の場合、これから60億年ほどで燃料を使い果たした後、赤色巨星になります。

NGC 2203には太陽の2倍ほどの質量の星が含まれています。NGC 2203を研究する天文学者は、いくつかの星が通常よりも長く主系列の段階にとどまるのは、それらの星の自転が要因かもしれないことを発見しました。

画像は2020年7月27日にリリースされた、ハッブル宇宙望遠鏡の「今週の1枚(Picture of the Week)」の画像です。

Image Credit: ESA/Hubble & NASA, L. Girardi

ESA/Hubble