ハッブル宇宙望遠鏡がとらえた球状星団NGC 6441。さそり座の方向、約1万3000光年の距離にあります。NGC 6441は太陽の160万倍の質量があり、天の川銀河で最も質量のある球状星団の1つです。
NGC 6441にはパルサーが4つあります。それぞれ数ミリ秒で自転しています。そのほか「JaFu 2」という惑星状星雲があることも知られています。
このような球状星団は、天の川銀河に約150個あります。球状星団には銀河で生まれた最初の星々も含まれていますが、その起源と進化はいまだ解明されていません。
画像は2020年6月1日にリリースされた、ハッブル宇宙望遠鏡の「今週の1枚(Picture of the Week)」の画像です。
Image Credit: ESA/Hubble & NASA, G. Piotto