衝突する銀河のペアNGC 3690 ハッブル望遠鏡が撮影 | アストロピクス

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衝突する銀河のペアNGC 3690 ハッブル望遠鏡が撮影

この画像はハッブル宇宙望遠鏡が撮影したもので、「NGC 3690」あるいは「Arp 299」と呼ばれる銀河のペアをとらえたものです。NGC 3690は、おおぐま座の方向、約1億5000万光年の距離にあります。

2つの銀河は約7億年前に接近し、相互作用の結果、激しい星形成が起こりました。ハッブル宇宙望遠鏡がこの画像を撮影したのは2002年のことですが、それ以前の15年間ほどで6個の超新星が銀河の外縁部で観測されていました。NGC 3690は、超高光度赤外線銀河(ULIRG)に分類されています。超高光度赤外線銀河は、放射される赤外線の光度が太陽の1兆倍を超えます。

この画像は、ハッブル宇宙望遠鏡の打ち上げ18周年を記念して2008年4月24日に公開された衝突銀河画像59枚のコレクションの中の1枚です。

Imagae Credit: NASA, ESA, the Hubble Heritage (STScI/AURA)-ESA/Hubble Collaboration, and A. Evans (University of Virginia, Charlottesville/NRAO/Stony Brook University)

(参照)Hubblesite