NASAの水星探査機がフライバイの際に撮影した水星 | アストロピクス

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NASAの水星探査機がフライバイの際に撮影した水星

先日、日欧共同の水星探査機ベピコロンボが、水星でのフライバイ(スイングバイ)を行い話題となりました。こちらは2008年10月6日に、NASA(アメリカ航空宇宙局)の水星探査機メッセンジャーが、水星での2回目のフライバイを行った際に撮影した一連の画像です。それぞれの画像は5分間隔で撮影されています。

ベピコロンボは電気推進モジュールに妨げられるため、フライバイ時に観測用のカメラでの撮影はできず、監視用のモニタリングカメラで水星の撮影を行いました。一方、メッセンジャーのこの画像は、観測機器MDISの狭角カメラで撮影されたものです。画像は、水星からの距離が9万5000km〜37万kmの間で撮影されました。

メッセンジャー探査機は、地球や金星、水星でフライバイを行った後、2011年3月に水星の周回軌道に入りました。水星を周回しつつ、2015年まで観測を続けました。

Image Credit: NASA/Johns Hopkins University Applied Physics Laboratory/Carnegie Institution of Washington

(参照)Planetary Photojournal