水星のホクサイ・クレーター

NASA(アメリカ航空宇宙局)の水星探査機メッセンジャーがとらえた水星表面。2008年10月6日に撮影されました。水星の右上の縁近くに、直径95kmのホクサイ・クレーターが映っています。

クレーターからは白い筋が1000kmにわたり伸びています。これはクレーターができたときの天体衝突の衝撃によって、地下の物質が周囲に放出されてできたものです。このような白い筋は「宇宙風化」と呼ばれる効果によって次第に消えていくのですが、まだ残っていることからホクサイ・クレーターは比較的若いクレーターであるとみられています。

水星のクレーターには芸術家の名前がつけられています。日本人ではホクサイ(葛飾北斎)の他に、バショウ(松尾芭蕉)やソウセキ(夏目漱石)、リキュウ(千利休)など30人近くがクレーターの名前になっています。

Image Credit: NASA/Johns Hopkins University Applied Physics Laboratory/Carnegie Institution of Washington

https://photojournal.jpl.nasa.gov/catalog/PIA13508