水星の高緯度地域のクレーター 影の奥には水の氷が存在か | アストロピクス

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水星の高緯度地域のクレーター 影の奥には水の氷が存在か

この画像は、NASA(アメリカ航空宇宙局)の水星探査機メッセンジャーが、水星のゲーテ盆地の一部をとらえた画像です。画像に映っているのは高緯度地域(画像中心は北緯83.35度)で、大きく映るクレーターの内部は永久影になっています。

画像下部と左端にある暗いクレーターは、レーダーでは明るく映ります。これは影に覆われた領域に水の氷が安定して存在している可能性を示しています。

画像は2011年8月19日に撮影されました。画像下部のクレーターは直径が27kmで、画像の解像度は1ピクセルあたり82m。

Image Credit: NASA/Johns Hopkins University Applied Physics Laboratory/Carnegie Institution of Washington

(参照)Planetary Photojournal