土星を背景に、衛星レアが映っています。土星探査機カッシーニが2010年5月8日に撮影した画像です。レアは直径1528kmの比較的大きな衛星で、土星の衛星の中ではタイタンに次いで2番目の大きさです。
レアは自転周期と公転周期が等しく、つねに同じ面を土星に向けています。ちょうど月が地球に対して同じ面を向けているのと同じことが起きているのです。この画像は、土星に向けている面とは反対側をカッシーニ探査機がとらえたものです。
左右にまっすぐ伸びる黒い線はリングで、その下には土星本体に落ちるリングの影がみえています。
Image Credit: NASA/JPL/Space Science Institute