土星の衛星ヒペリオンのスポンジのような表面

土星探査機カッシーニがとらえた、土星の衛星ヒペリオンの画像です。ヒペリオン表面のクローズアップが映っており、深いクレーターがたくさん見えています。

ヒペリオンは大きさが410×260×220kmで、全体を見ると長細いジャガイモのような形をしています。内部の密度が低くスカスカなことに起因して深いクレーターが多いとみられています。

画像はカッシーニ探査機が2015年5月31日にヒペリオンへ最接近した際に撮影されました。カッシーニ探査機はヒペリオンに何度か最接近しましたが、上の画像を撮影したときがミッション最後の最接近となりました。

画像の撮影時、カッシーニ探査機はヒペリオンから3万8000kmの距離に位置していました。画像の解像度は1ピクセルあたり230m。

Image Credit: NASA/JPL-Caltech/Space Science Institute

(参照)Planetary Photojournal