
この画像はハッブル宇宙望遠鏡がとらえたもので、渦巻銀河NGC 45が映っています。NGC 45は、くじら座の方向、地球から2200万光年の距離にあります。
画像からは普通の渦巻銀河のように見えるかもしれませんが、NGC 45は「低表面輝度銀河(low-surface-brightness galaxy)」と呼ばれるタイプの銀河です。低表面輝度銀河は、ガスやダークマターの量に対して星の数が少ないため暗く見えます。1986年に予期せず発見されましたが、現在では全ての銀河の30〜60%がこのタイプに該当すると考えられているそうです。
画像はハッブル望遠鏡のWFC3(広視野カメラ3)で撮影されたもので、「今週の1枚(Picture of the Week)」として2025年8月11日に公開されました。
(参考)
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「低表面輝度銀河」記事一覧
Image Credit: ESA/Hubble & NASA, D. Calzetti, R. Chandar; Acknowledgement: M. H. Özsaraç
(参照)ESA/Hubble