探査車スピリットが発見した、宇宙から火星にやってきた鉄隕石

NASA(アメリカ航空宇宙局)の火星探査車スピリットが撮影した火星のようす。2006年6月16日に、グセフ・クレーター内の「ロー・リッジ」と呼ばれる尾根から撮影された画像です。この時期、スピリットがいた場所は冬の時期にあたり日照時間が少ないため、スピリットはほとんど動かずにロー・リッジにとどまっていました。

画像中央よりやや奥にある、明るく滑らかな2つの岩は、左が「中山」、右が「アラン・ヒルズ」と名付けられています。中山は1989年に中国が設立した南極基地、アラン・ヒルズはかつて微生物の痕跡を含んでいるのでは、と話題になった火星隕石が発見された南極の地名です。

中山とアラン・ヒルズの2つの岩は、宇宙から落下した鉄隕石ではないかと考えられています。このような鉄隕石は、スピリットの双子の探査車オポチュニティや、現在も探査を続けるキュリオシティでも発見しています。

Image Credit: NASA/JPL-Caltech/Cornell

https://photojournal.jpl.nasa.gov/catalog/PIA08576