ハッブル宇宙望遠鏡がとらえた棒渦巻銀河NGC 1672 | アストロピクス

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ハッブル宇宙望遠鏡がとらえた棒渦巻銀河NGC 1672

この画像に映っているのは、ハッブル宇宙望遠鏡がとらえた棒渦巻銀河NGC 1672です。NGC 1672は、かじき座の方向、6000万光年以上の距離にあります。

渦を巻きながら外へ伸びる渦状腕に沿って、塵の帯も伸びています。また渦状腕に沿ってあちらこちらで赤く輝いているのは、高温で若く青い星の星団の放射によって電離した水素ガスの領域です。十字形の光のすじを伴っている明るい星は、天の川銀河にある前景の星です。

NGC 1672は、活動銀河の一種である「セイファート銀河」に分類されています。活動銀河は、銀河中心に非常に明るく輝く活動銀河核を持つ銀河です。超大質量ブラックホールに物質が落ち込んでいく際に明るく輝きます。

画像は2005年8月1日に撮影されたもので、ハッブル宇宙望遠鏡のウェブページで2007年4月3日に公開されました。

Image Credit: NASA, ESA, and The Hubble Heritage Team (STScI/AURA)-ESA/Hubble Collaboration

(参照)Hubblesite