ESOのVSTでとらえた、ろ座銀河団の中心付近の超高解像度画像 | アストロピクス

【Googleニュースでアストロピクスをフォローして新着記事をチェック!】

ESOのVSTでとらえた、ろ座銀河団の中心付近の超高解像度画像

ろ座銀河団の中心付近を、ESO(ヨーロッパ南天天文台)のVLTサーベイ望遠鏡(VST)でとらえた画像。ろ座銀河団の中心は、地球から約6500万光年離れたところにあると推定されています。

ろ座銀河団には、60個近い大きな銀河と、それとほぼ同じ数の小さな矮小銀河が存在していることが知られています。画像の左の方で縦に3つ並んでいる楕円銀河の中央は、ろ座銀河団の中心にある巨大楕円銀河NGC 1399です。画像右下には、棒渦巻銀河NGC 1365が映っています。

画像内の明るい銀河の名前を記したもの。ろ座銀河団には、さまざまな形状やサイズの銀河が存在しています。

なお、ESOのページからフルサイズのオリジナル画像もダウンロードできますが、ファイルサイズが1.8GB(3万4676×2万4237ピクセル)もあります。以下のページでは、ブラウザ上で高解像度画像を拡大・縮小しながら閲覧できます。拡大表示をしても、1つ1つの銀河をきれいにみえるほどの高解像度です。興味のある方は、ぜひ一度ご覧になってみてください。

Image Credit: ESO. Acknowledgement: Aniello Grado and Luca Limatola

https://www.eso.org/public/images/eso1612a/