キットピークの望遠鏡ドームと天の川

アメリカ、キットピーク国立天文台の頭上に流れる天の川をとらえた画像です。天の川には星々の輝きだけでなく暗い塵の帯も映っています。

画像上端近くで最も明るく見えている星は、わし座の1等星アルタイルです。またその下には宇宙を飛ぶ人工衛星の軌跡が光の筋となって見えています。

画像下側には、天文台の木々の上にWIYN 3.5m望遠鏡のドームが突き出して映っています。この望遠鏡には、恒星の運動を精密に測定することで太陽系外惑星を発見するための最先端の装置NEID分光器が取り付けられています。

キットピーク国立天文台は、アリゾナ州ツーソン近くのクウィンラン山頂にある天文台です。

画像はNSF(アメリカ国立科学財団)のNOIRLab(National Optical-Infrared Astronomy Research Laboratory)から2021年10月13日にリリースされた「Images of the Week」です。

Image Credit: KPNO/NOIRLab/NSF/AURA/B. Tafreshi

(参照)NOIRLab