最接近の3〜2週間前に撮影した冥王星と衛星カロン | アストロピクス

最接近の3〜2週間前に撮影した冥王星と衛星カロン

NASA(アメリカ航空宇宙局)のニュー・ホライズンズ探査機は、2015年7月14日に冥王星へ最接近しました。この動画は、最接近の3〜2週間前にニュー・ホライズンズ探査機がとらえた画像をつなげたものです。

中央に見えるのが冥王星、周囲を回っているのが衛星カロンです。カロンは冥王星からおよそ1万7500kmの距離を公転しています。半径は600kmほどで、冥王星の半分ほどの大きさがあります。

画像が撮影されたのは6月23日から29日にかけてで、その間、探査機は約2400万kmから1800万kmまで冥王星に近づきました。動画を見ると冥王星とカロンが少しずつ大きく見えるようになっているのが分かります。

画像は、望遠撮像装置LORRI(Long Range Reconnaissance Imager)で撮影した白黒画像と、「Ralph」という観測装置で取得した低解像度のカラー情報を組み合わせて作られました。

Image Credit: NASA/Johns Hopkins University Applied Physics Laboratory/Southwest Research Institute

(参照)Planetary Photojournal