古代の豊穣の神にちなむ準惑星ケレスのクレーター | アストロピクス

古代の豊穣の神にちなむ準惑星ケレスのクレーター

この画像は、準惑星ケレス(セレス)のZadeniクレーターを、NASA(アメリカ航空宇宙局)の小惑星探査機ドーンがとらえたものです。Zadeniクレーターはケレスの南半球にある、直径128kmの大きなクレーターです。太陽光が低い位置から当たっており、表面の凹凸がくっきりと見えています。

ケレスのクレーターには世界各地の農耕の神々にちなんだ名前が付けられています。Zadeniクレーターは、古代ジョージア(グルジア)の豊穣の神にちなんで付けられた名前です。

2007年に打ち上げられたドーン探査機は、小惑星ベスタを経て2015年3月にケレスに到着しました。画像は到着から半年ほど経過した2015年10月19日に、高度約1480kmから撮影されました。

Image Credit: NASA/JPL-Caltech/UCLA/MPS/DLR/IDA

(参照)Planetary Photojournal