火星の北極冠の縁にみられた砂嵐

ESA(ヨーロッパ宇宙機関)の火星探査機マーズ・エクスプレスが、火星の北極冠の縁で生じた局地的な砂嵐をとらえました。マーズ・エクスプレスは、5月22日から6月10日の間に、北極冠の縁のあたりで少なくとも8つの嵐を観測しました。上の画像は5月26日に撮影されたもので、画面右側の北極冠(白い部分)の上に、渦を巻く砂嵐が映っています。上の画像は、右が北になっています。

自転に伴うコリオリ力によって、渦は反時計回りになっています。これは地球の北半球で、台風などが反時計回りになっているのと同じ現象です。

画像が撮影された時期は、火星の北半球で春の時期にあたります。その時期は、北極冠が季節的に後退する時期で、北極冠の縁のあたりで、砂塵が舞い上がる現象がしばしば観測されます。局地的な砂嵐は数日から数週間続きます。ときには火星全体を覆うような砂嵐になることもあります。

Image Credit: ESA/DLR/FU Berlin, CC BY-SA 3.0 IGO

http://www.esa.int/spaceinimages/Images/2019/07/Spiral_dust_storm_on_Mars

アストロピクスではTwitterやFacebookでも更新情報をお届けしています