インディアン座の銀河団エイベル3827と重力レンズ像 | アストロピクス

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インディアン座の銀河団エイベル3827と重力レンズ像

ハッブル宇宙望遠鏡がとらえたインディアン座の銀河団エイベル(Abell)3827。渦巻銀河や楕円銀河など、さまざまな形をした銀河が多数映っています。画像中央付近には合体しつつある4つの銀河があり、4つの銀河の核を取り囲むように、重力レンズによって引き延ばされ歪んだ遠方銀河の像が見えています。

エイベル3827は、暗黒物質(ダークマター)研究のためにハッブル宇宙望遠鏡で観測されました。この観測ではハッブル宇宙望遠鏡のACS(掃天観測用高性能カメラ)とWFC3(広視野カメラ3)が使われました。2つのカメラはそれぞれ仕様が異なり、観測できる波長範囲も異なるため、両方のカメラを使用することでより詳細な情報が得られたとのことです。

画像は2021年5月3日にリリースされた、ハッブル宇宙望遠鏡の「今週の1枚(Picture of the Week)」です。

Image Credit: ESA/Hubble & NASA, R. Massey

(参照)ESA/Hubble