マーズ・オデッセイがとらえた火星のマータラ・クレーター内の砂丘 | アストロピクス

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マーズ・オデッセイがとらえた火星のマータラ・クレーター内の砂丘

画像は火星のマータラ(Matara)・クレーターの内部をとらえたものです。NASA(アメリカ航空宇宙局)の火星探査機2001マーズ・オデッセイによって撮影されました。画像の中で青く見えているのは、クレーターの底にある広大な砂漠です。風によって形成された砂丘が表面に見えています。マータラ・クレーターは直径48kmで、火星の南半球、ノアキス大陸(Noachis Terra)にあります。

マーズ・オデッセイに搭載された熱放射撮像システム (Thermal Emission Imaging System; THEMIS)のVIS(Visible Imaging Subsystem)カメラには、可視光領域のフィルタが5つ搭載されています。画像は異なるフィルタの組み合わせにより作成された擬似カラー画像です。2018年12月16日に撮影され、2021年4月21日にリリースされました。

マーズ・オデッセイは2001年4月に打ち上げられました。同年10月に火星の周回軌道に入って以降、現在も火星を周回しながら観測を続けている現役最古参の火星探査機です。

Image Credit: NASA/JPL-Caltech/ASU

(参照)Planetary Photojournal