2020年11月9日、済州島の南で発生した渦の列「カルマン渦」 | アストロピクス

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2020年11月9日、済州島の南で発生した渦の列「カルマン渦」

2020年11月9日の午前中、韓国の済州島の南の海の上空に、雲の渦がいくつか並んで出現しました。これは「カルマン渦」と呼ばれる現象で、空気や液体などの流れが物体に遮られたときに、その遮った物体の下流側にできる渦の列です。画像上端近くに映っているのが済州島です。右上には九州が映っています。

カルマン渦は、日本周辺では北からの風が吹く冬の時期に、屋久島や済州島などの南側でしばしば発生します。アストロピクスでは以前、これまで日本付近で発生したカルマン渦の衛星画像10枚を紹介した記事を掲載したことがあります。興味のある方はご覧ください。

画像はNASA(アメリカ航空宇宙局)の地球観測衛星テラが撮影しました。

We acknowledge the use of imagery from the NASA Worldview application (https://worldview.earthdata.nasa.gov), part of the NASA Earth Observing System Data and Information System (EOSDIS).

(参照)NASA​​ Worldview