国際宇宙ステーションから見た「サハラの目」(2023年8月撮影) | アストロピクス

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国際宇宙ステーションから見た「サハラの目」(2023年8月撮影)

これらの画像は、ISS(国際宇宙ステーション)からアフリカのサハラ砂漠にある「リシャット構造」と呼ばれる地形を撮影したものです。どちらの画像も2023年8月18日に撮影されました。2枚目の画像にはリシャット構造の中央付近が映っています。

リシャット構造はアフリカのモーリタニアにあり、「サハラの目」「アフリカの目」などとも呼ばれます。直径が40〜50kmほどある同心円状の地形です。一見、衝突クレーターのようにみえますが、実際には隆起したのちに風や水で侵食されてできたと考えられています。

リシャット構造は宇宙から見ても目立つこともあり、ISSからの定番の撮影スポットになっています。ISSからしばしば撮影されており、アストロピクスでも何度も紹介してきました。

Image courtesy of the Earth Science and Remote Sensing Unit, NASA Johnson Space Center

(参照)Gateway to Astronaut Photography of Earth(1)(2)