近傍の不規則銀河ESO 174-1 ハッブル宇宙望遠鏡が撮影 | アストロピクス

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近傍の不規則銀河ESO 174-1 ハッブル宇宙望遠鏡が撮影

この画像に映っているのは、ハッブル宇宙望遠鏡がとらえた不規則銀河ESO 174-1です。ESO 174-1はケンタウルス座の方向、地球から約1100万光年の距離にあります。星々の光によってぼんやりと輝いている領域の中に、奥からの光を遮って暗く見えている塵の雲が映っています。

画像は、10メガパーセク以内にある既知の全ての銀河の性質を知るための観測の一環で撮影されたものです。この観測プログラムは、ハッブル望遠鏡の観測スケジュールの空き時間を利用して行われています。なおパーセクは距離の単位です。1パーセクは約3.26光年なので、10メガパーセクは3260万光年に相当します。

画像はハッブル宇宙望遠鏡のACS(掃天観測用高性能カメラ)で撮影されたもので、2023年6月26日にハッブル望遠鏡の「今週の1枚(Picture of the Week)」として公開されました。

Image Credit: ESA/Hubble & NASA, R. Tully

(参照)ESA/Hubble