ガリレオ探査機が1990年代にみた木星の大赤斑 | アストロピクス

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ガリレオ探査機が1990年代にみた木星の大赤斑

NASA(アメリカ航空宇宙局)の木星探査機ガリレオがとらえた木星の大赤斑の画像です。1996年6月26日に撮影されました。

大赤斑は、木星の南半球にある高気圧性の巨大な渦です。地球が丸ごと入ってしまうほどの大きさがあります。画像では大赤斑の詳細がとらえられています。

この画像は擬似カラー画像ではありますが、自然色に近い色合いに再現されています。近赤外フィルタ(756nm)を赤、紫フィルタ(410nm)を青に割り当て、またそれら近赤外と紫のフィルタを組み合わせた画像を緑に割り当てて色合成してあります。

ガリレオ探査機は1995年12月に木星の周回軌道に入り、2003年9月に木星大気へ突入してミッションを終了しました。探査機によって木星が間近から観測されたのは、1979年に木星を通過しながら観測を行ったボイジャー1号2号以来のことでした。

Image Credit: NASA/JPL/Cornell University

(参照)Planetary Photojournal