ハッブル望遠鏡がとらえた大マゼラン銀河の球状星団NGC 2031 | アストロピクス

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ハッブル望遠鏡がとらえた大マゼラン銀河の球状星団NGC 2031

この画像の左上には、大マゼラン銀河の球状星団NGC 2031が映っています。数千の星が密集したこの星団は、星々のたがいの重力によって球状に集まっています。

NGC 2031には、いくつものセファイド変光星(ケフェウス座δ型変光星)が存在することが知られています。その数は少なくとも14個。セファイド変光星は明るさが周期的に変化する星で、変光の周期が長いほど絶対等級が明るいという「周期-光度関係」があります。その関係は、星までの距離を決定するのに役立ちます。NGC 2031までの距離は地球から約15万光年と推定されています。

NGC 2031は太陽の3000倍以上の質量があり、誕生してから約1億4000万年が経過していると推定されています。

画像は2022年12月7日にNASA(アメリカ航空宇宙局)のウェブページで紹介されました。

Image Credit: NASA, ESA, and L. Bianchi (The Johns Hopkins University); Processing: Gladys Kober (NASA/Catholic University of America)

(参照)NASA