火星着陸約3か月後に探査車キュリオシティが撮影した「自撮り」画像 | アストロピクス

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火星着陸約3か月後に探査車キュリオシティが撮影した「自撮り」画像

この画像は、NASA(アメリカ航空宇宙局)の火星探査車キュリオシティが撮影した「自撮り」画像です。2012年10月31日(84火星日)に撮影した55枚の画像をもとに作られました。元の画像は、キュリオシティのロボットアームの先端に取り付けられているMAHLI(Mars Hand Lens Imager)というカメラで撮影されたものです。

キュリオシティは2012年8月6日に、火星のゲール・クレーターへ着陸しました。画像には、キュリオシティが初めてスコップを使ってサンプル採取を行った跡がキュリオシティの左側に映っています。

画面右奥には、ゲール・クレーター内にある高さ5kmのアイオリス山(シャープ山)が見えています。奥に見えるのはクレーターの北壁です。

このような自撮り画像は、塵の蓄積や車輪の摩耗状態などを確認することができます。冒頭の画像が撮影されたのは火星着陸からまだ日が浅いこともあり、比較的最近撮影されたものと比べると車体に塵があまり積もっていません。(参考記事)火星探査車キュリオシティの最新自撮り画像(2021年11月20日撮影)

Image Credit: NASA/JPL-Caltech/Malin Space Science Systems

(参照)Planetary Photojournal