国際宇宙ステーションから見た「サハラの目」(2023年10月撮影) | アストロピクス

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国際宇宙ステーションから見た「サハラの目」(2023年10月撮影)

この画像はISS(国際宇宙ステーション)から撮影されたもので、アフリカ、サハラ砂漠にある「リシャット構造」と呼ばれる地形が映っています。2023年10月18日に撮影されました。

リシャット構造はアフリカのモーリタニアにあります。直径が40〜50kmほどある同心円状の地形で、「サハラの目」「アフリカの目」などとも呼ばれます。

隕石衝突によってできたクレーターのようにも見えますが、そうではなく、実際には隆起したのち風や水の侵食によって形成されたと考えられています。

こちらはリシャット構造の周辺も含めて撮影した画像です。

こちらは、より広範囲をとらえたもの。中央右下にリシャット構造が映っています。奥に見える海は大西洋で、画像右上にはカナリア諸島が見えています。

いずれの写真も、ほぼ同時刻に撮影されたものです。

リシャット構造は宇宙から見ても目立つこともあり、ISSからの定番の撮影スポットになっています。ISSからしばしば撮影されており、アストロピクスでも何度も紹介してきました。

Image courtesy of the Earth Science and Remote Sensing Unit, NASA Johnson Space Center

(参照)Gateway to Astronaut Photography of Earth(1)(2)(3)