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アストロピクスでは以前、地球66個分の大きさに達した太陽の黒点の画像を紹介しました。今日紹介するのは、その黒点があった2014年10月下旬に発生した巨大なフレアを、NASA(アメリカ航空宇宙局)の太陽観測衛星ソーラー・ダイナミクス・オブザーバトリー(SDO)がとらえた画像です。
フレアとは太陽表面で起きる大規模な爆発現象のことで、X線の強度によってA、B、C、M、Xの5段階に分けられます。Xが最も規模の大きなフレアです。冒頭の画像は2014年10月27日に発生したX2.0のフレアを、SDOが極端紫外線でとらえたものです。
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こちらは同じ画像を地球の大きさと比べたものです。とてつもなく巨大な爆発現象であることが分かるかと思います。
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こちらは、そのフレアが発生したときの太陽の全球画像です。右下に映っているフレアを切り抜いたのが冒頭の画像です。
Image Credit: NASA/GSFC/SDO