木星では数多くの衛星が発見されています。それらの中でサイズも大きい主な4つの衛星は、17世紀にガリレオ・ガリレイが発見したことから「ガリレオ衛星」と呼ばれます。
画像は、1979年3月に木星へ最接近したNASA(アメリカ航空宇宙局)の惑星探査機ボイジャー1号が撮影した4つのガリレオ衛星を並べたものです。ガリレオ衛星は木星に近い方から、イオ(左上)、エウロパ(右上)、ガニメデ(左下)、カリスト(右下)の順に木星を公転しています。
上の画像では、4つの衛星の大きさの比率を合わせて表示してあります。ガリレオ衛星のうち、最も大きいのはガニメデです。ガニメデは半径が2631.2kmあり、太陽系全体でみても衛星としては最大の天体です。2番目に大きいのはカリストで半径は2410.3km。3番目はイオで半径1821.6km。ガリレオ衛星のうち最も小さいのはエウロパで半径は1560.8kmです。エウロパ以外の3つは、地球の月(半径1738.1km)よりも大きな天体です。
Image Credit: NASA/JPL