ジュノー探査機がとらえた、木星のうねる雲と明るい“ポップアップ”雲

木星の北半球、「ジェットN3」と呼ばれるジェット気流がある領域の一部を、NASA(アメリカ航空宇宙局)の木星探査機ジュノーがとらえた画像です。複雑にうねる雲が映し出されています。画像は2019年10月24日にリリースされました。

木星の雲頂は平坦ではありません。ジュノーのデータから、木星大気の縞模様は約3000kmの深さまで達していることが分かっています。画像中央右側には、周囲の大気よりも盛り上がった「ポップアップ」と呼ばれる明るい雲が映っています。

ジュノーは53日間で木星を1周する軌道をまわっています。その軌道は、木星の北極と南極上空を通る「極軌道」と呼ばれる軌道で、木星に最も近づくときは雲頂から5000kmほど、遠ざかるときは800万kmほどになります。

ジュノー探査機は木星に最接近するたびに、搭載しているジュノーカムというカメラを使い木星表面を撮影しています。そのデータは一般に公開され、誰でも処理することが可能です。上の画像は、20回目の最接近時の2019年5月29日に得られた画像をもとに、“市民科学者”の一人、Gerald Eichstädt氏が作成したものです。元画像を撮影したとき、ジュノーは木星の雲頂9700kmの距離にいました。

Image data: NASA/JPL-Caltech/SwRI/MSSS
Image processing by Gerald Eichstädt

https://www.missionjuno.swri.edu/news/from_high_to_low


アストロピクスではTwitterやFacebookでも更新情報をお届けしています