殻や尾のような構造を持つ楕円銀河NGC 474 | アストロピクス

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殻や尾のような構造を持つ楕円銀河NGC 474

画像の中央に映っているのは楕円銀河NGC 474です。NGC 474は、うお座の方向、約1億光年の距離にあります。NGC 474の左には渦巻銀河NGC 470が映っています。

渦巻銀河などと比べると、楕円銀河はあまり構造が見られないのっぺりとした外観のものが多いのですが、NGC 474では殻のような構造や潮汐の尾のような構造が見られます。これらの構造は、比較的最近(過去10億年以内)に起きた他の銀河の合体、あるいは現在落下中の小さな矮小銀河との相互作用によるものとみられます。

この画像は、ダークエネルギーの解明に向けて行われた国際共同プロジェクト「ダークエネルギーサーベイ」で公開された画像の一部です。南米チリ北部のセロ・トロロ汎米天文台(CTIO)にあるビクター・M・ブランコ4m望遠鏡に搭載されたダークエネルギーカメラで撮影されました。

Credit: DES/DOE/Fermilab/NCSA & CTIO/NOIRLab/NSF/AURA
Acknowledgments: Image processing: DES, Jen Miller (Gemini Observatory/NSF's NOIRLab), Travis Rector (University of Alaska Anchorage), Mahdi Zamani & Davide de Martin

(参照)NOIRLab