大気光が淡く輝く夜空にかかる天の川のアーチ | アストロピクス

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大気光が淡く輝く夜空にかかる天の川のアーチ

このパノラマ画像は、南米チリにあるセロ・トロロ汎米天文台(CTIO)で撮影されたものです。地上にはCTIOの望遠鏡群が、夜空には天の川のアーチが映し出されています。

天の川のアーチの左端付近が、銀河系中心方向になります。暗く見えるのは、塵によって奥にある星の光がさえぎられている領域です。天の川のアーチの最も高いところには南十字、その左側にケンタウルス座アルファ星、ベータ星が映っています。中央にある望遠鏡ドームのすぐ右には大マゼラン銀河が見えています。

空が全体的に緑や赤みを帯びています。これは大気中の原子や分子がかすかに発光する「大気光」によるものです。

画像は、NSF(アメリカ国立科学財団)のNOIRLab(アメリカ光学・赤外天文学研究所)から2023年10月25日に「Images of the Week」として公開されたものです。

Image Credit: CTIO/NOIRLab/NSF/AURA/T. Slovinský

(参照)NOIRLab