火星周回軌道から撮影した地球と月 | アストロピクス

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火星周回軌道から撮影した地球と月

この画像は、ESA(ヨーロッパ宇宙機関)の火星探査機マーズ・エクスプレスが、火星の周回軌道から地球と月を撮影した4枚の画像をつなげたものです。画像はそれぞれ2023年5月15日、21日、27日、6月2日に撮影。2003年6月2日に打ち上げられたマーズ・エクスプレスの20周年を記念して撮影されました。

画像中央で白く目立っているのが地球、そのまわりを動く淡い光の点が月です。撮影されたときの火星から地球までの距離は、2億7918万6624kmから3億101万6265kmまで変化しています。

画像は、ピクセルの歪みを軽減したり、地球と月の間のコントラストによる露出オーバーを補正したりするために、複数の画像処理が施されています。

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20年前、800万kmの距離から撮影した地球と月

実はマーズ・エクスプレスが最初に撮影した太陽系の天体は地球と月でした。その撮影は20年前、打ち上げ約1か月後の2003年7月2日。わずか800万kmの距離から地球と月のツーショットをとらえたのです。(参考記事)800万kmの距離から火星探査機が撮影した地球と月

Image Credit: ESA/DLR/FU Berlin, CC BY-SA 3.0 IGO

(参照)ESA