一見すると、単に美しい地球の写真に見え、何が映っているのかはよく分からないかもしれません。しかし暗くなっている部分をよく見ると、房総半島や三浦半島、伊豆半島などがあり、関東から静岡にかけての地域が映っていることが海岸線の形から分かります。
この写真は2021年2月9日午前11時18分ごろに、ISS(国際宇宙ステーション)から撮影されたものです。太陽の光が当たり、太平洋の海面が輝いています。海面が輝いていると、陸地の海岸線がくっきりと見えやすくなります。この写真がそれを意図したものかどうかは分かりませんが、太陽光の反射を利用して海岸線を映し出す手法は、ISSからの撮影写真ではしばしば使われます。
Image courtesy of the Earth Science and Remote Sensing Unit, NASA Johnson Space Center