ボイジャー2号が最接近の1か月前にとらえた木星

この画像に映っているのは、NASA(アメリカ航空宇宙局)の惑星探査機ボイジャー2号がとらえた木星です。ボイジャー2号は1979年7月9日に木星へ最接近しましたが、この画像はその1か月前の6月9日に撮影されました。

木星表面には、南半球の巨大な渦模様「大赤斑」が見えています。ボイジャー探査機が観測した当時、大赤斑は地球が2〜3個入るほどの大きさでした。

大赤斑の左下にある白い楕円の渦(白斑)は、大赤斑に対して右に移動しています。ボイジャー2号が最接近した7月9日ごろには、この白斑は大赤斑のすぐ南に位置していました。(参考)ボイジャー2号がとらえた木星の大赤斑

画像の撮影時、ボイジャー2号は木星から2400万km以上離れていました。

(参考)
ボイジャー2号の主な成果は?
ボイジャー1号、2号の現在地は? 今どこにいるのか

Image Credit: NASA/JPL

(参照)Planetary Photojournal