日食時に地球に落ちた月の影(2023年10月14日)

2023年10月14日、北米や中南米で観測できる金環日食が発生しました。この画像は、NOAA(アメリカ海洋大気庁)などが運用する「DSCOVR(ディスカバー)」衛星が日食時の地球を撮影したものです。北アメリカが暗くなっているのが映っています。

画像は14日16時58分(世界時)に撮影されたものです。日食は、地上から見ると月が太陽を隠す現象ですが、宇宙からは画像のように地球に落ちる月の影を見ることができます。

DSCOVR衛星は、地球から約150万kmはなれた第1ラグランジュ点(L1点)から地球を観測しています。つねに太陽を背にして地球を撮影している衛星で、これまでにも日食時に地球に落ちた月の影を撮影したことがあります。(参考記事)2023年4月20日の日食時、地球に落ちた月の影

画像はNASA Earth Observatoryで、2023年10月17日の「Image of the Day(今日の1枚)」として紹介されたものです。

Image Credit: NASA/NOAA

(参照)NASA Earth Observatory